アルガンの実の収穫

アルガンの木が生えている森はトラックなどの車両が入りづらい場所に多く、特に深い谷に多く生えています。アルガンの実の収穫は6〜8月という、モロッコで最も暑い過酷な時期に行われます。アルガンの実は熟して木から落ちると腐敗が早いため、収穫時期や方法も慎重に選ばれ、たくさんの人が収穫を行います。

貧富の差のとても激しいモロッコでは、アルガンの実の収穫やアルガンオイルの生産自体がモロッコの地元でも貧しい人たちや女性のの収入源となっています。 アルガンの実は手作業で収穫され、ラバやロバ、あるいは人力で村にあるオイル工場まで運ばれていきます。

天日干しでの乾燥

収穫されたアルガンの実が村まで運ばれると、アルガンの実から種子を取り出しやすくするために天日で数週間乾燥されます。乾いたアルガンの実は黒っぽく変色し、種子からはがれやすくなります。

アルガンの実から種子を取りだします。

アルガンオイルの工程の中では、この作業が一番手間のかかる作業です。種子の中にある仁を傷つけないように種子を取り出すことは機械ではできないため、手作業で行われます。

種子から仁を取り出す

種子を手作業で１つ１つ割り、中から「仁」を取り出します。この作業はモロッコの女性が行っており、地域の女性達の社会進出の大きな役割を担う仕事になっています。丁寧に素早く、正確に女性達が作業を行っています。

アルガンオイルの手絞りによる抽出

取り出した「仁」を粉砕し、アルガンオイルを抽出します。当社のアルガンオイルはモロッコの伝統的な抽出法で、手絞りにて抽出を行っています。低価格のアルガンオイルは大量に早くオイルを抽出するために、高温で行う機械抽出をする傾向があります。結果、同じアルガンオイルでも貴重な栄養素が失われてしまうのです。

アルガンオイルの精製

アルガンオイルの精製にもいくつか方法があります。
アルガンラボのプレミアムセレクトアルガンオイルは、オイルの成分や品質を維持するために、ミクロン単位のフィルタを何度も通す精製方法を選択しています。熱（蒸気）や化学物質を一切使わないため、しぼりたてのアルガンオイルの成分が壊されません。